チュートリアル

 

それではさっそくチュートリアルを始めます、習うより慣れろです。

★シナリオファイルを作成する

1.必要なものをダウンロードする

 実行ファイルセットをダウンロードしてください。

2.スクリプトを記述する

 テキストエディタを起動し、以下の記述を行ってください。

@start;
text "Test", "Hello, world.";
end;

 以上を記述したテキストファイル(以下、テキストファイル)に、名前をつけて保存してください。

3.テキストファイルをコンパイルする

 テキストファイルを作成しましたが、このままでは実行できません。
 テキストファイルからアドベンチャーゲーム(以下、AVG)システムライブラリが読み込める形式のファイル(以下、オブジェクトファイル)に変換してあげる必要があります。
 その変換作業のことをコンパイルと言い、行うプログラムがコンパイラです。コンパイラはテキストファイルを読み込み、内容の正誤をチェックし、オブジェクトファイルを出力します。
 テキストファイルをScriptCompiler.exeにドラッグ&ドロップしてください。内容に問題がなければ、(テキストファイルのファイル名).objが作成されます(これがオブジェクトファイルです)

4.オブジェクトファイルをリンクする

 コンパイルにて、テキストファイルをオブジェクトファイルに変換することができました。
 ですがまだこのままでは実行できません、次にリンクという作業をリンカに行わせる必要があります。
 リンクというのは、複数のオブジェクトファイルを合体させてひとつのシナリオファイルを作成する変換作業のことです。
 今はまだ便利さを実感できませんが、大規模なシナリオを複数のテキストファイルに分割して記述した場合に役立ちます。
 リンカにリンクを行わせるにはメイクファイルを用意します、テキストエディタを起動して以下の記述を行ってください。

(テキストファイルのファイル名).obj

 今回はオブジェクトファイルがひとつなので上記のようになりますが、複数の場合は改行して一行一ファイルを記述するようにします。
 その後、メイクファイルをScriptLinker.exeにドラッグ&ドロップしてください。内容に問題がなければ、「scenario.dat」が作成されます(これがシナリオファイルです)

5.まとめ

 以上で、シナリオファイルを作成するチュートリアルは終了です。今まで行ったことを手短に記述しておくと、
 テキストファイルをコンパイル→メイクファイルを作成→メイクファイルでリンク→シナリオファイル作成完了!となります。

★オブジェクトファイルならびにシナリオファイルの内容を確認する

作成したオブジェクトファイルならびにシナリオファイルの内容を確認したい場合は、ScriptDecompiler.exeにドラッグ&ドロップすれば確認できます。

★シナリオファイルを実行する

最後に、作成したシナリオファイルを実行する方法を説明します。

1.シナリオファイルをScriptPlayer.exeと同一フォルダ内に移動させてください。

2.ScriptPlayer.exeを実行します、スクリプトの記述通りに動作する筈です。

 

以上でチュートリアルは終了です、お疲れ様でした。